| 愛煙家と呑兵衛のパラダイス |
食彩飯事

| SHOP DATA | ||||
| 住 所 | 静岡県熱海市中央町18-10 布袋屋第三ビル2階 | |||
| 電話番号 | 0557-82-7272 | |||
| 営業時間 | 11:00~17:00(月~日) | |||
| 定休日 | 不定期 | |||
| 席数 | カウンター6 テーブル12 | |||
| 駐車場 | なし | |||
| 緯度経度 (日本測地系) | N 35゚05'30.3'' E139゚04'27.0'' | 地図を見る | ||
| 最寄駅 | 熱海駅(JR東海道本線) 熱海駅(JR東海道新幹線) | |||
| 取材日 | 2026/09/22 | その他の情報... | ||
メニュー
- Bランチ(つけめんランチ ライス・ドリンク付)
- 1000円
- ラーメン
- 700円
- ねぎラーメン
- 900円
- 塩ラーメン
- 750円
文頭から話は逸れるが、シルバーウィークを直撃した台風25号は日本への直撃こそなかったものの、その大きな強風域は大雨をもたらし、神奈川や千葉に甚大な被害を与えたようです。静岡県も伊豆半島では大雨が降り、狩野川の下流域では水かさが増えた関係で口野の放水路が開いたという話もありました。
千葉は先日の大雨に引き続きの大雨でまた浸水したというニュースも聞いています。
お見舞い申し上げます。管理人です。
話を戻して今日は火曜日。
台風25号は日本の東海上に抜け、台風一過といって良い天気。そして連休なのに体調を盛大に崩した私は土日月と安静にしていた。まぁ、熱は38度を超えない微熱だったので解熱剤に頼らず、自然治癒力で何とか乗り切った感じか。
また、今週末の土曜日は勤務先の作業の予定が入っており、取材をする時間がないのも手伝って、平日に取材をしてしまいたい、という願望があった。
でだ。どこに行こうかと考えて出てきた答えが熱海市。久しぶりというのもあったんだけど、それ以外に行ってみたい店があった。
その店は唐揚げ屋なんだけど、100円でラーメンを提供しているという店。しかも、近所にはクラフトジンを製造している蒸溜所まであるのを事前に察知していた。
まぁ、蒸溜所の方は火曜日定休らしいので場所だけ確認といった感じだが、唐揚げ屋の方は朝9時半から営業しているようだ。
平日に起きるためのアラームを切ってなかった関係で朝6時過ぎから起きて、朝風呂にも既に浸かっている。身支度を整えると早速、自宅を出発した。
30分後。
熱海駅に到着した。祝日の熱海駅前は本当に人の数が多い。
15年前の取材記で「震災の影響から観光客が減っている」と東北の震災からの観光客激減を書いた事があるのだが、今はそれも昔の話だ。若い観光客が何を求めて熱海に来ているのか?と言えば、ジェラートだったりバター餡がはいったパンだったりと熱海とはあまり関係ない店に行列が出来ていた。昭和のオジサンの熱海のイメージと言えば、温泉に浸かって、宿泊施設内で1次会の宴会。その後は繁華街に繰り出し2次会、3次会というのが定番で宿泊が前提なのだが、今の若い世代は日帰りが前提なんだろうなぁ。
目的の店は清水町という場所にあって、駅からだと結構距離がある。ただ、折角昼の熱海に徒歩で来ているので観光客に交じって熱海という観光地の風を感じてみるか…などと悠長に考えたのがいけなかった。というか、変なフラグが立ったことにこの時点では知る由もなかった。
歩き出して10分。
いつも立ち寄るセブンイレブンでタバコ休憩と買い物を少し。ハンドタオルを忘れたので購入するためだ。9月下旬とはいえ台風一過。気温は30℃くらいはあるだろう。日なただと確実に暑くて汗が出てくる。
熱海銀座に続く交差点まで出てきた。いつもなら左折して海の方に降りる事が多いが、今回に関しては更にまっすぐ進む。御成橋で左折し川沿いを進み、途中で右折。結構汗だくになってきた…
目的の店と蒸溜所から近い交差点までやってきた。右折すれば蒸溜所。左折すれば目的の店だ。先ずは蒸溜所を見てみようか。
あった、
熱海蒸溜所。SEACLIFFというブランドのジンを作っており、中を見ると美しい蒸溜器が見えた。蒸溜器の眺めながらお酒も飲めるという素晴らしい施設。ただ、今日はやってないけど…
そして目的の店に向かう。
あった。お目当ての「100円ラーメン」の文字も確認できた。ただ、店は閉まっている。何故だ?
その横に地続きの店舗があってそちらは開いている。小さなテーブル席も見えた。
私「スミマセン。そちらで飲むことって出来るんですか?」
女店員「ええ、出来ますよ」
私「ちなみに今日はラーメンって食べれるんですか?」
女店員「ラーメン出す方は火曜日なので休みです」
ガーン!やっちまった!開いているのはテイクアウト専門の店舗の方で、買った物を座って食べることは出来るが、100円ラーメンは今日は提供されていない。
ちなみに先ほど写した店舗画像にシッカリと「
月・火定休日」って書いてあった。
途方に暮れた。熱海駅からバスでここまで来て、この現実をさっさと認識出来れば良かったのに。汗だくだけど涼しい場所でハイボールを飲むのに「多少は汗かいた方が美味かろう」なんて少し思ってここまで歩いてしまった自分を責めた。
勿論、リカバリー先を考えている。ここも喫茶店なのだが、ラーメンがあるという。
ただ、開店時間は11時。現在時刻は10時10分。まだ50分もある。
とにかく、ハイボールだけ飲めないか?と思って思い当たる店が頭に浮かんだ。
昔、飲み友達から聞いた「あの熱海の喫茶店はデュワーズのハイボールが美味い」という記憶。食べログにも保存してある。場所もそう遠くない。歩いて向かうことにした。
10分後。
「
本日は休業させて頂きます。」
マジかーっ!こんなことってある?
同じようにその喫茶店に来たであろう観光客たちもその札を恨めしそうに撮影してその場を後にしていく。ただ、店内は電気が灯り、中には人の姿も見えた。ただ10時の開店時間から既に15分以上が経過しているのだがやってないのだ。
『目的の店に向かうか…』
このままハイボールを探して右往左往するとオジサンの体力メーターがゼロになってしまう。店の近くまで行き、近くで時間が潰せそうな場所で待機しよう。
15分後。
リカバリー先に到着した。その店を「食彩飯事」といった。
店舗は2階にあるらしく、店舗に向かう階段を眺めると時代に逆行した事実が書かれていた。
「
当店はたばこOK」
これって凄くないですか?
現在、新規の飲食店って確か喫煙許可が下りないので禁煙なんですが、こういう老舗ってタバコが吸えちゃう店がたまにあるんです。後はご時世に任せて吸える許可が降りてるのに禁煙にしちゃう店も多い昨今だ。
しかも、店側が「たばこOK」と宣言しているので中で食事中の人がいようがいまいがお構いなしに吸えちゃうんです。
開店まで30分あるので少し先にあるマックスバリュ熱海店の涼しい店内で時間を潰すことにした。
25分後。
そろそろ開店時間なのでマックスバリュを出てみる。遠くから店舗を眺めていると、ややフライング気味に店主と思しき男性が「準備中」の立て看板を下げた。
もう、願ったり叶ったりで開店直後の店に向かう。2階にあがり、外観を撮影して店内へ。
店内に入ると先ほどの男性が出迎えてくれた。お一人様であることを告げると窓際のカウンター席に通された。
席に備え付けのメニューを見てみる。多少、予習はしているのでお酒がある事も知っている。オーダーは口頭。角ハイボール、鶏のから揚げをオーダーした。
店内は喫茶店風というか喫茶店で、コーヒー等のソフトドリンクもあるが、ケーキ等の甘味はない。清水区にある「甘寅」と似た感じのメニュー構成だ。
店内は前述の店主と女将の2名で切り盛りしているらしく、女将は厨房を担当している。
店主は顔はちょっと強面だけど接客や声が丁寧な対応で「人は見た目で判断しちゃダメ」という 親からの言い聞かせを思い出す。
先ずはハイボールがやってきた。お疲れチャン>俺!もうね、ここまで来るのに本当に疲れたよ。歩数的にはここまでで6000歩近く歩いているので距離換算で3㎞くらいか。
もう、喉がコキュコキュ言いながら色の付いた炭酸を受け入れていく。角の持つ穏やかな甘さが心地よい。6割くらいは一気飲みしちゃった!
また、席には
灰皿が用意されているので残りのハイボールを飲みながら一服つく。これがまた堪らないのさ。9時半過ぎにセブンイレブンで吸って以来のタバコだ。酒が飲めて、タバコが吸えるだけで長居が出来ちゃう自信がある。
そして、鶏のから揚げがやってきた。勿論、揚げたてだ。レモンも付属するので今回は疲労回復目的で搾りかけてクエン酸を補給する。ザクザクとした衣にジューシーな鶏もも肉。酸味が熱い身体に清涼感を与え、そこへハイボールを追いかける。至福の時がやってくるのだよ。
残りのハイボールでは足りないので角ハイボールを追加オーダー。引き続きから揚げとハイボールを楽しんでいるとご婦人2名の後客がやってきた。
お友達とランチを楽しむ常連さんのようであるが、流石に食事中の客がいるのに喫煙とかは憚られた。というか、すっかり飼いならされた犬のような私。それくらい、現在の喫煙環境って愛煙家に厳しい。まぁ、この店では不必要みたいで、カウンター席に通された常連の女性客も電子タバコ吸ってたし。
から揚げを平らげたのでいよいよ取材モードに入る。ただ、オーダーは既に入店前から決まっていた。開店前に階段に掲げられたランチメニュー。暑いので涼しげに行きたい。オーダーは口頭。Bランチのつけめんランチ ライス付きをオーダーした。セットドリンクはアイスコーヒーを食後にお願いした。
厨房観察は絶望的なのでタバコを吸いながら残ったハイボールをチビチビと飲みながら着丼を待つ。何気に卓上の調味料セットを見ると、お塩が減塩タイプなのね。お塩自体が減塩タイプってどういう理屈なんだろう。瓶には「低ナトリウム塩」って書かれている。AIに聞いてみると、塩化ナトリウムの代わりに塩化カリウムを半分加えることで塩化ナトリウムの摂取量を抑えるって仕組みみたい。勉強になるなぁ。
そして、つけ麺がやってきた。レンゲに出汁粉が乗っているのでつけ汁に溶かし込みながら、先ずはつけ汁を舐めてミタ。
ベースのスープは豚ガラっぽい印象ながら動物系の出汁感はあまり強くない。塩味と甘味、そして魚介系の風味を感じるが、塩味が若干強い印象を受けた。
麺は中細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。冷水でシッカリと〆てある。麺量は通常のつけ麺に比べると若干少ないか。ただ、アラ還のオジサンには問題ない。
具はチャーシュー、ゆで卵、ワカメ、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。ゆで卵はハードボイルドタイプ。
麺と具材を粗方、食べ終わったのでライスをつけ汁に投入する。スープ割りはないものと承知している(聞いてないだけだけど)のでこのライスがスープ割りの代わりだと思えば良い。汁と飯ってなんでこんなに合うんだろう。あっと言う間に完食である。
過去の取材記で半世紀を超える老舗がゴロゴロしている熱海に於いて、その歴史を捨てカフェに業態変更した店について言及したことがあった。
熱海という場所自体も明治・大正期には高級保養地として。私の知る昭和の熱海は「東洋のモナコ」と言われ、大型旅館やホテルが乱立し、夜はコンパニオンを伴う宴会でどんちゃん騒ぎする街といった印象が強い。
そして、バブル崩壊以降、個人旅行へのシフトなどにより大型旅館やホテルに対する需要が低下し、衰退期を迎えた時期もあった。
今は空き店舗を活用したカフェや熱海プリンをはじめとしたスイーツ店が客を呼び、食べ歩きを中心としたレトロ可愛い映えスポット的な立ち位置で観光客数がV字回復している。
熱海自体が時代の中で変わってきたんだなぁと改めて思うのであった。
そして、今回の店は「喫煙ができる飲食店」という、昭和では当たり前だった姿がそのまま残る素敵なお店で、愛煙家にはマジでありがたく、お店が永く続く事を願って止まない。
千葉は先日の大雨に引き続きの大雨でまた浸水したというニュースも聞いています。
お見舞い申し上げます。管理人です。
話を戻して今日は火曜日。
台風25号は日本の東海上に抜け、台風一過といって良い天気。そして連休なのに体調を盛大に崩した私は土日月と安静にしていた。まぁ、熱は38度を超えない微熱だったので解熱剤に頼らず、自然治癒力で何とか乗り切った感じか。
また、今週末の土曜日は勤務先の作業の予定が入っており、取材をする時間がないのも手伝って、平日に取材をしてしまいたい、という願望があった。
でだ。どこに行こうかと考えて出てきた答えが熱海市。久しぶりというのもあったんだけど、それ以外に行ってみたい店があった。
その店は唐揚げ屋なんだけど、100円でラーメンを提供しているという店。しかも、近所にはクラフトジンを製造している蒸溜所まであるのを事前に察知していた。
まぁ、蒸溜所の方は火曜日定休らしいので場所だけ確認といった感じだが、唐揚げ屋の方は朝9時半から営業しているようだ。
平日に起きるためのアラームを切ってなかった関係で朝6時過ぎから起きて、朝風呂にも既に浸かっている。身支度を整えると早速、自宅を出発した。
30分後。
熱海駅に到着した。祝日の熱海駅前は本当に人の数が多い。
15年前の取材記で「震災の影響から観光客が減っている」と東北の震災からの観光客激減を書いた事があるのだが、今はそれも昔の話だ。若い観光客が何を求めて熱海に来ているのか?と言えば、ジェラートだったりバター餡がはいったパンだったりと熱海とはあまり関係ない店に行列が出来ていた。昭和のオジサンの熱海のイメージと言えば、温泉に浸かって、宿泊施設内で1次会の宴会。その後は繁華街に繰り出し2次会、3次会というのが定番で宿泊が前提なのだが、今の若い世代は日帰りが前提なんだろうなぁ。
目的の店は清水町という場所にあって、駅からだと結構距離がある。ただ、折角昼の熱海に徒歩で来ているので観光客に交じって熱海という観光地の風を感じてみるか…などと悠長に考えたのがいけなかった。というか、変なフラグが立ったことにこの時点では知る由もなかった。
歩き出して10分。
いつも立ち寄るセブンイレブンでタバコ休憩と買い物を少し。ハンドタオルを忘れたので購入するためだ。9月下旬とはいえ台風一過。気温は30℃くらいはあるだろう。日なただと確実に暑くて汗が出てくる。
熱海銀座に続く交差点まで出てきた。いつもなら左折して海の方に降りる事が多いが、今回に関しては更にまっすぐ進む。御成橋で左折し川沿いを進み、途中で右折。結構汗だくになってきた…
目的の店と蒸溜所から近い交差点までやってきた。右折すれば蒸溜所。左折すれば目的の店だ。先ずは蒸溜所を見てみようか。
あった、
熱海蒸溜所。SEACLIFFというブランドのジンを作っており、中を見ると美しい蒸溜器が見えた。蒸溜器の眺めながらお酒も飲めるという素晴らしい施設。ただ、今日はやってないけど…そして目的の店に向かう。
あった。お目当ての「100円ラーメン」の文字も確認できた。ただ、店は閉まっている。何故だ?その横に地続きの店舗があってそちらは開いている。小さなテーブル席も見えた。
私「スミマセン。そちらで飲むことって出来るんですか?」
女店員「ええ、出来ますよ」
私「ちなみに今日はラーメンって食べれるんですか?」
女店員「ラーメン出す方は火曜日なので休みです」
ガーン!やっちまった!開いているのはテイクアウト専門の店舗の方で、買った物を座って食べることは出来るが、100円ラーメンは今日は提供されていない。
ちなみに先ほど写した店舗画像にシッカリと「
月・火定休日」って書いてあった。途方に暮れた。熱海駅からバスでここまで来て、この現実をさっさと認識出来れば良かったのに。汗だくだけど涼しい場所でハイボールを飲むのに「多少は汗かいた方が美味かろう」なんて少し思ってここまで歩いてしまった自分を責めた。
勿論、リカバリー先を考えている。ここも喫茶店なのだが、ラーメンがあるという。
ただ、開店時間は11時。現在時刻は10時10分。まだ50分もある。
とにかく、ハイボールだけ飲めないか?と思って思い当たる店が頭に浮かんだ。
昔、飲み友達から聞いた「あの熱海の喫茶店はデュワーズのハイボールが美味い」という記憶。食べログにも保存してある。場所もそう遠くない。歩いて向かうことにした。
10分後。
「
本日は休業させて頂きます。」マジかーっ!こんなことってある?
同じようにその喫茶店に来たであろう観光客たちもその札を恨めしそうに撮影してその場を後にしていく。ただ、店内は電気が灯り、中には人の姿も見えた。ただ10時の開店時間から既に15分以上が経過しているのだがやってないのだ。
『目的の店に向かうか…』
このままハイボールを探して右往左往するとオジサンの体力メーターがゼロになってしまう。店の近くまで行き、近くで時間が潰せそうな場所で待機しよう。
15分後。
リカバリー先に到着した。その店を「食彩飯事」といった。
店舗は2階にあるらしく、店舗に向かう階段を眺めると時代に逆行した事実が書かれていた。「
当店はたばこOK」これって凄くないですか?
現在、新規の飲食店って確か喫煙許可が下りないので禁煙なんですが、こういう老舗ってタバコが吸えちゃう店がたまにあるんです。後はご時世に任せて吸える許可が降りてるのに禁煙にしちゃう店も多い昨今だ。
しかも、店側が「たばこOK」と宣言しているので中で食事中の人がいようがいまいがお構いなしに吸えちゃうんです。
開店まで30分あるので少し先にあるマックスバリュ熱海店の涼しい店内で時間を潰すことにした。
25分後。
そろそろ開店時間なのでマックスバリュを出てみる。遠くから店舗を眺めていると、ややフライング気味に店主と思しき男性が「準備中」の立て看板を下げた。
もう、願ったり叶ったりで開店直後の店に向かう。2階にあがり、外観を撮影して店内へ。
店内に入ると先ほどの男性が出迎えてくれた。お一人様であることを告げると窓際のカウンター席に通された。
席に備え付けのメニューを見てみる。多少、予習はしているのでお酒がある事も知っている。オーダーは口頭。角ハイボール、鶏のから揚げをオーダーした。
店内は喫茶店風というか喫茶店で、コーヒー等のソフトドリンクもあるが、ケーキ等の甘味はない。清水区にある「甘寅」と似た感じのメニュー構成だ。
店内は前述の店主と女将の2名で切り盛りしているらしく、女将は厨房を担当している。
店主は顔はちょっと強面だけど接客や声が丁寧な対応で「人は見た目で判断しちゃダメ」という 親からの言い聞かせを思い出す。
先ずはハイボールがやってきた。お疲れチャン>俺!もうね、ここまで来るのに本当に疲れたよ。歩数的にはここまでで6000歩近く歩いているので距離換算で3㎞くらいか。
もう、喉がコキュコキュ言いながら色の付いた炭酸を受け入れていく。角の持つ穏やかな甘さが心地よい。6割くらいは一気飲みしちゃった!
また、席には
灰皿が用意されているので残りのハイボールを飲みながら一服つく。これがまた堪らないのさ。9時半過ぎにセブンイレブンで吸って以来のタバコだ。酒が飲めて、タバコが吸えるだけで長居が出来ちゃう自信がある。そして、鶏のから揚げがやってきた。勿論、揚げたてだ。レモンも付属するので今回は疲労回復目的で搾りかけてクエン酸を補給する。ザクザクとした衣にジューシーな鶏もも肉。酸味が熱い身体に清涼感を与え、そこへハイボールを追いかける。至福の時がやってくるのだよ。
残りのハイボールでは足りないので角ハイボールを追加オーダー。引き続きから揚げとハイボールを楽しんでいるとご婦人2名の後客がやってきた。
お友達とランチを楽しむ常連さんのようであるが、流石に食事中の客がいるのに喫煙とかは憚られた。というか、すっかり飼いならされた犬のような私。それくらい、現在の喫煙環境って愛煙家に厳しい。まぁ、この店では不必要みたいで、カウンター席に通された常連の女性客も電子タバコ吸ってたし。
から揚げを平らげたのでいよいよ取材モードに入る。ただ、オーダーは既に入店前から決まっていた。開店前に階段に掲げられたランチメニュー。暑いので涼しげに行きたい。オーダーは口頭。Bランチのつけめんランチ ライス付きをオーダーした。セットドリンクはアイスコーヒーを食後にお願いした。
厨房観察は絶望的なのでタバコを吸いながら残ったハイボールをチビチビと飲みながら着丼を待つ。何気に卓上の調味料セットを見ると、お塩が減塩タイプなのね。お塩自体が減塩タイプってどういう理屈なんだろう。瓶には「低ナトリウム塩」って書かれている。AIに聞いてみると、塩化ナトリウムの代わりに塩化カリウムを半分加えることで塩化ナトリウムの摂取量を抑えるって仕組みみたい。勉強になるなぁ。
そして、つけ麺がやってきた。レンゲに出汁粉が乗っているのでつけ汁に溶かし込みながら、先ずはつけ汁を舐めてミタ。
ベースのスープは豚ガラっぽい印象ながら動物系の出汁感はあまり強くない。塩味と甘味、そして魚介系の風味を感じるが、塩味が若干強い印象を受けた。
麺は中細麺で軽いウェーブを持つもの。かん水の量、加水率共に標準的な印象を受けた。冷水でシッカリと〆てある。麺量は通常のつけ麺に比べると若干少ないか。ただ、アラ還のオジサンには問題ない。
具はチャーシュー、ゆで卵、ワカメ、のり、ネギ。チャーシューは豚バラ肉使用の煮豚。ゆで卵はハードボイルドタイプ。
麺と具材を粗方、食べ終わったのでライスをつけ汁に投入する。スープ割りはないものと承知している(聞いてないだけだけど)のでこのライスがスープ割りの代わりだと思えば良い。汁と飯ってなんでこんなに合うんだろう。あっと言う間に完食である。
過去の取材記で半世紀を超える老舗がゴロゴロしている熱海に於いて、その歴史を捨てカフェに業態変更した店について言及したことがあった。
熱海という場所自体も明治・大正期には高級保養地として。私の知る昭和の熱海は「東洋のモナコ」と言われ、大型旅館やホテルが乱立し、夜はコンパニオンを伴う宴会でどんちゃん騒ぎする街といった印象が強い。
そして、バブル崩壊以降、個人旅行へのシフトなどにより大型旅館やホテルに対する需要が低下し、衰退期を迎えた時期もあった。
今は空き店舗を活用したカフェや熱海プリンをはじめとしたスイーツ店が客を呼び、食べ歩きを中心としたレトロ可愛い映えスポット的な立ち位置で観光客数がV字回復している。
熱海自体が時代の中で変わってきたんだなぁと改めて思うのであった。
そして、今回の店は「喫煙ができる飲食店」という、昭和では当たり前だった姿がそのまま残る素敵なお店で、愛煙家にはマジでありがたく、お店が永く続く事を願って止まない。
